朝からびっくりホッコリ私は職場の最寄駅からバスを使うのだが、発車まで窓から外を見ていたら、バス停脇のベンチに3、4歳くらいの男の子が一人で座っているのが見えた。 誰かを待っているのか、足をぶらぶらさせながら、騒ぐでもなく周りを興味深げに見回している。 小さい子が一人でいるのを見ると、反射的に保護者を探して見てしまうのだが、近くにそれらしき人がいない。 通り過ぎるおじいさんも、振り返って親がいないのか見るようにぐるっと見回していた。 ベンチの近くに階段があるのだが、その階段から何人か女性が降りてきたが、彼女達は男の子を通り過ぎていった。 しばらくしておばあさんと、おばあさんを支えながらゆっくりと降りてくる帽子を被りアクティブ系オシャレな格好をした女性の二人組が見えた。 彼女たちは先に降りてきた女性達と同様に男の子の横を通り過ぎていく、と思ったその時、おばあさんが、 「ママを借りちゃってごめんね」 と男の子に向かった言ったのだ。彼女がお母さんだったのか。 男の子はおばあさんの方を向いて「ばいばーい」と大きな声で言って手を振っていた。 おばあさんはお母さんに丁寧にお礼を言って少し先のバス停へと歩いて行った。 よく見ると、その男の子はおばあさんを支えていた女性とお揃いのオシャレな服を着ていた。 おとなしく自然な顔をして待っていた男の子にも驚いたが、彼女がお母さんだったとは。 おばあさんは、引き返して階段を上がって行った親子の姿に向かって、大きな声で何度も「ありがとうねー!」 と叫んで手を振っていた。 おばあさんは、本当に嬉しかったんだと思った。 女性が親切に手伝ってくれたこと。 男の子がイヤイヤもせず快く待っていてくれたこと。 ばいばーい、と明るく元気に手を振ってくれたこと。 手に取るようにおばあさんの心うちが分かるような気がした。 私も年取ったから実にリアルに共感できるようになったんだな。 あのお母さんは、とてもカジュアルにお年寄りに親切にしてたように見えた。 なんか人に手を貸す時って、貸す側も少し勇気がいるように思う。 でもそういうのが感じられずに、普通に、あ、手伝いましょうか、って感じにカジュアルに手を貸していたように見えた。 私もね、もう、人の目を気にする年でもないし、もっとカジュアルに善を積み上げていこう、と思った朝でした。 朝から良いもの見たな〜〜 |